古来より伝わる九星気学の基礎と占い方

自分で自分を苦しめることに・・・

九星気学で「二大凶殺」と呼ばれる
五黄殺とその反対側の暗剣殺は、
年盤で五黄土星が回座している方位を基準に考えます。

 

月盤や日盤でも、五黄土星が巡っている方位には
注意が必要です

 

ということは、全ての人にとって共通の凶方位だということですよね。
ここまでは非常にわかりやすいと思います。

 

問題は、九星それぞれの凶方位です。
最もメジャーなのは、「本命殺」。
これは自分の本命星が回座している方位です。

 

例えば、2015年は三碧木星の年ですから、
中宮に三碧木星が回座しています。
それぞれの九星の「本命殺」は次の通りになります。

 

  • 一白水星・・・東
  • 二黒土星・・・南東
  • 三碧木星・・・なし
  • 四緑木星・・・北西
  • 五黄土星・・・西
  • 六白金星・・・北東
  • 七赤金星・・・南
  • 八白土星・・・北
  • 九紫火星・・・南西

 

この方位を犯してしまうと、
自分で自分の立場を苦しくするような行動ばかりとってしまいます。
意固地になって意見を押し通したり、
社会的な信用を失うような言動をとってしまったり。

 

結果的に今まで築き上げてきたものは崩れ去り、
自分の周りから人が離れて行ってしまうことになるかもしれません。
強い孤独感から自殺を考えてしまうこともあります。

具体的にどんな災いが待っているのか?

自ら命を絶たざるを得ないような状況まで追い詰められてしまうのは、
これ以上はないと言っても過言ではないレベルの凶作用ですよね。

 

これまで築き上げてきたものに対する想い入れが強ければ強いほどに、
それを失った時の喪失感も大きいものです。

 

「また一からやり直せば良いじゃないか」と思われるかもしれませんが、
そのような前向きな考え方ができなくなるというのも
凶方位が持つ恐ろしい力です。
運気も身体も心も、まるごと闇の中に飲み込まれてしまうような・・・
そんなダークなイメージがしっくりきます。

 

他にも、病気やケガなど主に肉体面に悪い影響を与えるのが
九星気学の本命殺の特徴です。
時には命をおびやかすこともあるわけですから、
本命殺の方位へのアクション(旅行や引っ越し)は
極力避けたほうが良いでしょう。

 

まずは「九星気学の本命星と月命星」からご自身の本命星を割り出し、
年盤、月盤、日盤から

 

「自分の九星は今どこに位置しているのか?」

 

これだけは最低限、確認しておくべきです。

反対側の「本命的殺」にも注意しよう

本命殺と併せて知っておきたいのが、本命的殺。
これは、本命殺の反対側にあたる方位です。

 

本命殺が肉体面での災難を招きやすいのに対して、
本命的殺は精神面での凶作用が大きいですね。

 

自分で自分自身をコントロールする力が弱くなり、
ミスを連発したり、判断ミスをしたり、失言を繰り返したり。
いつもは理性の力で押さえられていた欠点や弱さが表面化して、
強調されやすくなるという傾向があります。

 

当然、周りからの評価を下げることは避けられませんよね。
ビジネスでの信用を失うばかりか、
親しい人間関係までもがギスギスしてしまうことも。

 

昨今は、無責任な失言が原因で辞任に追い込まれる政治家も増えていますが、
もしかしたら彼らは本命殺や本命的殺の方位を
知らず知らずのうちに犯してしまっていたのかもしれませんね。

 

ちなみに、本命的殺のほうも健康上の災難を受けることもあります。
この方位に出かける場合は、御守りとして

 

水晶などのパワーストーンを身に着けることをオススメします。

 

きっと、あなたの身代わりとなってケガや事故を防止してくれるでしょう。