古来より伝わる九星気学の基礎と占い方

旅行以上に運気に与える影響力が大きい

運気を上げるために、吉方位に旅行に出かけて、
そこでたっぷりと良い運気を吸収してこよう!

 

九星気学の方位術はそんな使い方ができます。

 

ただ、本気で叶えたい願望や目標があるのであれば、
旅行よりも引っ越しがオススメです。

 

「祐気取りのための九星盤の選び方」でも紹介している通り
九星気学では「祐気取りの効果=日数×距離」という法則がありますから、
日数や移動距離が長ければ長いほどに
得られる開運効果も高いということになります。

 

その最たる例が引っ越し。
たとえ距離的には近場に引っ越す場合であっても、
1年、2年と同じ場所に留まることによって
その方位のパワーを強く受けることになります。

 

人は、自分が身を置く場所や身に着ける物から様々な
“気”=エネルギーを吸収していますが、
同時に、自分自身もまた“気”を発生しています。
長く住めば住むほどに住居にもその人の“気”が移っていくわけです。

 

自分が受けるエネルギーと、自分が与えるエネルギー。
九星気学では、この二つが融合することによって
家相にも影響を与えると考えられています。

 

となれば、当然、吉方位を選ぶというのは最低条件!
賃貸であっても引っ越しには数十万円単位の費用が発生しますので、
そう頻繁には繰り返すことができませんよね。
ですから、方位選びは慎重に行うべきです。

吉方位の調べ方は?

では、引っ越しの際の吉方位は「年」「月」「日」の
どの九星盤を元に考えれば良いのでしょうか。

 

「祐気取りのための九星盤の選び方」でも解説した通り、
旅行の場合は、移動距離や滞在時間によって
見る九星盤を使い分けていましたよね。

 

これに倣えば、引っ越しで見るべきは「年盤」
ということになります。
月や日よりも、「年」という大きな括りで見た場合に
「吉」と出る方位を選んだほうが良いということですね。

 

ただし、引っ越しの場合は、
月や日の凶作用の影響も考慮したほうが良いと言われています。
確かに、引っ越した直後にツイてないことばかり続いたら
テンションが下がってしまいますよね。
せっかくの新生活ですから、明るく晴れ晴れした気持ちでスタートさせたい!

 

ならば、月や日の吉方位までしっかりリサーチして、
「これ以上はない!」というベストな日取りを選びましょう。

 

引っ越し業者の予約の都合もありますので、
早め、早めに動くことが大事です。

月命殺と月命的殺にご注意

引っ越しの際、自分の本命星が回座している「本命殺」や
その反対側に当たる「本命的殺」を避けるというのは
九星気学方位術の基本中の基本です。

 

 

これに加えてぜひとも気を付けていただきたいのが、
月命星が回座している「月命殺」と
その反対側に当たる「月命的殺」の方位です。

 

本命殺や本命的殺ほど凶作用は強くないのですが、
病気やケガなど、肉体に害を及ぼすアクシデントに
舞われる可能性が考えられます。

 

具体的には、その方位の象意に挙がっている臓器に
不具合が出てくることが多いようです。
(それぞれの九星の象意については
「祐気効果を高めるには?」をご参照ください。)

 

その時は通院や手術で済んだとしても、
後になって命にかかわるような段階に進んでしまうかもしれません。

 

どんなに良い運気が巡ってきても、
それを生かしてチャンスに変えていくには健康な心身が必要。
元気だけが取り得!という健康自慢の方は特に、
月命殺や月命的殺の引っ越しは避けたほうが良いと思います。

 

やむを得ずその方位を選ぶ場合は、
吉方位の祐気をできるだけ多く取り入れる努力をしましょう。
例えば、まめに吉方位へ出かけたり、
祐気取りを行ったりするということをオススメします。

 

これについては、九星気学の「祐気取り」の種類
参考にしてみてください。

 

ちなみに、肉体的な「命」ではなく、社会的な命、
すなわち「社会的な地位」を失うという可能性もあります。