古来より伝わる九星気学の基礎と占い方

「今年に入ってからツイてない」のは歳破を疑え!

「なんだか、今年に入ってからツイていないような気がする」

 

「恋人と別れたり、会社の人間関係でトラぶったり
悪いことばかりが立て続けに起こっている」

 

そのように感じている方は、もしかしたら
「破れ」の影響を受けているのかもしれません。

 

九星気学では、その年の十二支が巡る方位の反対側を
「歳破」と表現しています。
この歳破の方位を犯してしまうと、「破れる」という言葉通り、
離別や争い事に見舞われることが多くなると言われています。

 

例えば2015年は未年。
方位盤では「南西」に位置しています。
ですから、その反対側ということで「北東」が歳破ということになります。

 

九星とは違って、十二支には定位置があり、
年が変わっても方位を動くことはありません。
それぞれの十二支は、方位盤では次のように配置されています。

 

  • 子 北
  • 丑 北東
  • 寅 北東
  • 卯 東
  • 辰 南東
  • 巳 南東
  • 午 南
  • 未 南西
  • 申 南西
  • 酉 西
  • 戌 北西
  • 亥 北西

 

その年の十二支が位置している方位はエネルギーが強くなりますが、
逆にその反対側は破れて力を失ってしまいます。

 

光が当たる部分があれば影ができるように、
歳破はその年の十二支の「影」の部分になっているのです。

 

ゆえに、この方位ではツイていないことが多くなるというわけです。

「月破殺」は月の方位の破れ

「破れ」の現象が表れるのは、年の方位ばかりではありません。
九星気学では、月にもそれぞれ次のような十二支と方位が割り当てられており、
月の十二支の反対側の方位にはやはり「破れ」の現象が生じます。
これを「月破殺」と呼びます。

 

【月の十二支と月破】

 

1月 丑(北東) → 南西
2月 寅(北東) → 南西
3月 卯(東) → 西
4月 辰(南東) → 北西
5月 巳(南東) → 北西
6月 午(南) → 北
7月 未 (南西) → 北東
8月 申(南西) → 北東
9月 酉(西)  → 東
10月 戌(北西) → 南東
11月 亥(北西) → 南東
12月 子(北) → 南

 

ちなみに、月盤上で月の十二支が回座している方位を
九星気学では「月建(げっけん)」と呼びます。
方位が持つ吉作用と凶作用の両方を強める働きがあると言われています。

もがくほどに空回りする「日破殺」

ある意味、歳破や月破よりも怖いのが、日の方位の破れ。
「日破殺」といいます。

 

九星気学では、年を通した運気の流れや吉方位の他に、
1日単位での短期的な運勢・吉方位を見ることもできます。
運気は日々、刻々と移り変わっていくわけですから、
たとえ悪い運気だったとしても持続時間は短いのが救い。
・・・ですが、年や月単位に比べて作用の出方が激しいのが特徴です。

 

日破殺の方位にアクションを起こすと、
極端なまでに運気を下げてしまうことになります。
おまけに、もがけばもがくほどに空回りして
状況をどんどん悪化させてしまうという悪循環に陥るのだとか。

 

少々面倒かもしれませんが、毎日、お出かけ前には
日干支九星暦を確認したほうが良さそうですね。

 

お手元のカレンダーに記載されていないようであれば、
こちらのサイトが非常に便利です。
その日の行動を決める際の指針として活用されてみてはいかがでしょうか。
ユーザーの中には九星気学の先生もいらっしゃるようです!