古来より伝わる九星気学の基礎と占い方

運気は刻々と変化していく

どんなに健康な人でも、体調がイマイチだな、
気分が乗らないな・・・と感じる日はあるでしょう。
365日、常に絶好調!と言える人はめったにいないのではないでしょうか。

 

体調やメンタル状態が一定ではないのと同じように、
運気にも波がありますよね。
仕事もプライベートも、何をやってもうまくいく!
面白いほどに絶好調だぜ、自分!!・・・という時期もあれば、
逆に何をやってもうまくいかない。結果が出せないと言う時期もあります。

 

私たちは、巨大な宇宙の中の一部。
この宇宙のエネルギーが一定ではなく揺らいでいるということは、
その中にある私たちもまたなんらかの影響を受けていることでしょう。
そこで、九星気学をはじめとする占いの世界では、
「人間の運気もまた、刻々と変化している」
と、考えるわけです。

 

良い運気のエネルギーが取れる吉方位へ出かけていくと運気がアップする
というのが九星気学の開運法ですが、
その吉方位は常に一定ではなく年・月・日によって異なります。

 

本気で運命を変えたい!と思うのであれば、
年・月・日の吉方位がどちらに当たるのかをこまめにチェックして、
その力を生かせるようにアクションを起こすことが大切なのです。

それぞれの違いは?

毎年、11月頃になると女性誌などで「来年のあなたの運勢」
といった占い特集が組まれるようになりますよね。

 

「あなたの来年1年は、こんな年になりますよ。
こんなHappyなこともあれば、こんなツイてないこともあるかもね。
例えばこんなラッキーアイテムを身に着けたり、
こっちの方位にでかけてみたりすると運気を上げられますよ」

 

といったアドバイスが紹介されていますが、
これは1年を通した運気や吉方位についての話です。
年の運気というのは、一時的なものではなく
その1年を通してずっと持続する性質があります。

 

一方、九星気学では月や日という短期的な運気を見ることもできます。
こちらは、言って見れば「短気集中型」。
持続時間は短いのですが、その分だけ作用の出方が激しいのが特徴です。

 

大晦日に1年を振り返ってみた時、
「良い1年だったな」「色々とうまくいった年だったな」と感じたとしても、
月や日の単位で見れば、ツイてないことだらけの最悪な日もあったはず。
365日、全てが自分の都合の良いようにうまくまわるなんてあり得ないのです!

 

それでも、「今年はトータルでは最高にツイてる年のハズなんだ」と思っていれば、
日々の細々とした不運は「なんのこれしき」と思って耐えられたりするものですよ。

 

運気や吉方位を見る時は、長期・短期の両方のスパンで見たほうが
不運に見舞われた時に自分自身の気持ちの整理をつけやすいのではないでしょうか。

吉方位と凶方位が重なってしまったら?

ただ、年・月・日の吉方位と凶方位が重なってしまうことがあるというのが厄介です。
例えば、「今年は自分にとって南が最大吉方位だ!」という時に、
月や日の凶方位欄に「南」と記されていたら?

 

エッ、最大吉方が凶方位・・・って、
一体どうすれば??

 

と、混乱してしまいますよね。

 

すでに紹介した通り、月や日の運気や吉方位の作用は
年のものよりも強く出ることが多いのが特徴。

 

つまり、年の吉方位であっても、
月や日の凶作用で打ち消されてしまうことがある
ということです。
ゆえに、旅行の際には月盤や日盤が優先されるのかもしれませんね。

 

ただ、逆に、年の凶方位に当たっている方位であっても、
月や日の吉方位になっているのであれば、
年の凶作用が軽減されることもあります。

 

せっかくの良いエネルギーを生かすためにも、
目的に応じて年月日の吉方位を使い分けることが大切なんですね。