古来より伝わる九星気学の基礎と占い方

今日、あなたを助けてくれるのはどの星の人?

九星気学には、「星の重なり」という考え方があります。
これは、開運アドバイザーとしてメディアでも活躍されている
高嶋泉妙先生が、ご自身の統計的な見地から導き出した概念のようです。

 

では、「星の重なり」とは具体的にどのような現象を意味するのでしょうか。
どの星とどの星が重なっているのか?
まずは、日盤を見てみましょう。
そこで、ご自身の本命星が回座している場所を確認します。

 

次に月盤をご覧ください。
日盤で本命星が位置していた場所には、どの星がありますか?

 

例えば筆者の本命星は四緑木星。
2015年4月6日の日盤では北東に位置しています。
月盤で、この位置にあるのは六白金星。
この状態を指して「星が重なっている」と考え、
それぞれの星が持つ性質を強めあうという
相乗効果が生まれると言われているのです。

 

最もわかりやすい形で表れるのは、人間関係。
さきほどの2015年4月6日を例に挙げると、四緑木星の私は
その日は六白金星の人に影響を受けやすいということになります。

 

例えば、仕事での失敗をフォローしてもらったり、
困っている時に手を貸してもらえたり、
何気ない一言に救われたり。
1日を振り返ってみて印象に残った人物の九星を調べてみたら、
星の重なりに該当する星だった!というケースが多いのだそうですよ。

 

ちなみに、どちらかが一方的に力を貸してもらえるというよりは、
お互いに助け合うというニュアンスが強いようです。

 

また、これは月盤をベースにした場合でも同じこと。
すなわち、2015年4月の月盤における四緑木星の位置は北西で
4月6日の日盤ではその位置に二黒土星が巡っています。
この場合、四緑木星にとっては二黒土星とも星の重なりがあると考え、
互いに影響を及ぼし合うということになるわけですね。

九星同士の相性は関係ないの?

このサイトでも繰り返し紹介してきましたが、
九星気学では、九星同士に相性があります。
・・・となれば、気になるのは
「星の重なり」と星同士の相性の関係についてですよね。

 

例えば、さきほどの2015年4月6日の例で見れば、
四緑木星にとって星の重なりがあるのは六白金星。
普通に考えると、「金が木を傷つける」ということで、
相性は良くないはずです。

 

しかし、星の重なりの場合、一般的に言われている
九星同士の相性(相生・相剋)は関係ないのだとか。
すなわち、「相剋」とされている星同士であっても、
お互いの運気を高め合うことができるのだそうです。

 

また、合わせて、その方位が持つ力をも強めると言われています。
北西で星の重なりがあるのであれば、
その方位が持つ「夫・社会運・地位・援助」といった意味が強められ、
それらに関係のある運気が強化されるということになります。

凶作用が強く出る重なりもある

自分にとっての、その日のラッキーパーソンが分かる!ということで
開運のための一つのヒントを授けてくれる「星の重なり」。
もし、仕事関係者の生年月日が分かるのであれば、こっそりと九星を調べて
「今日、自分を助けてくれるのは誰かな?」
と調べた上で商談や会議の予定を組む・・・なんて手も使えますね(笑)。

 

ただ、一つ注意しなければならないのは、
星の重なりが表れる方位によっては
互いに足を引っ張り合う「凶」の作用が生じてしまう可能性があるということです。

 

もし、星の重なりが月破殺や日破殺の方位に当たっている場合は、
運気を高め合うどころかトラブルの火種を作ることになってしまうかもしれません。

 

その方位に「破れ」が生じているということですから、
エネルギーが極端に低下しているのです。

 

この場合は、重なり合っている九星の人とのお付き合いには
十分にご注意ください!