お砂取りとは?
九星気学の開運法、「祐気取り」の一つに
「お砂取り」という方法があります。
これは、その名の通り「砂を取りに行く」こと。
といっても、どこの砂でも良いわけではありません。
自分にとって吉方位に当たる方角にある神社の、
御神木の根元にある砂だからこそ意味があるのです。
御神木というのは、神が宿っていると考えられている木。
見た目にどっしりとした威厳を感じられるのはもちろんですが、
実際にその前に立ち、幹に手を触れてみると
その内側を脈々と流れるエネルギーの強さを実感できることでしょう。
御神木にだって、若い苗木だった時代はあったはず。
それが○百年オーダーの時間をかけて成長し、
大地や天からのエネルギーを蓄えてきたのです。
そこからパワーをいただき、自分の運気を整えよう。
九星気学の「お砂取り」は、そんな発想から編み出された開運法なのです。
行き詰まったら神社に行ってみよう
筆者は、仕事やプライベートで行き詰まりを感じた時は
近所の神社に足を運ぶようにしています。
特に信仰心が厚いというわけではないのですが(笑)、
神様の気配を身近に感じられるとホッと安心するんですよね。
おそらくどこの神社もそうだと思いますが、
たとえ新興住宅街の中であっても、そこだけこんもりと緑があふれる空間。
足を踏み入れた瞬間に、“気”の流れが変わるのを実感します。
しばらく、敷地内にあるベンチに座ってボーっとしながら
木々が風になびく様子を眺めていると、不思議なことに
気持ちの昂りは収まり、頭の中でスッキリと整理されていくんですよ。
「心が浄化されていく」という表現がしっくりくる感覚です。
地面から木を通じて空へと放出されていく運気をイメージし、
そこに自分のエネルギーが乗っかっていく様子を想像してみてください。
沈みがちだった気持ちが、上へ上へと持ち上がっていくはずです。
みなさんも、騙されたと思って、ぜひ神社に出かけてみてください。
その時、併せて御神木の根元からお砂取りをしましょう。
大地と宇宙をつなぐ架け橋のような役割を果たしている御神木には、
強いエネルギーがたっぷり宿っています。
弱っている時に力を貸してくれること間違いナシです!
砂をいただけない場合はどうする?
お砂取りの具体的な方法は、お水取りとほぼ同じです。
年盤・月盤・日盤・時盤を確認して、できるだけ
吉方日の中の、吉方時(良い時間)を目指して出かけましょう。
そして御神木の根元付近から耳かきでひとすくいする程度の
少量の砂(土)をいただき、これを御守り袋に入られて持ち歩きます。
そうすることによって、あらゆる不運やトラブルから
あなたの身を守ってくれることでしょう。
砂を取りに出かけ、そこで祐気エネルギーを身体に取り込む
というプロセス自体ももちろん大切なのですが、
そこでいただいた砂を常に身に着けておくということも
吉方位のエネルギーを開運に生かすための重要なポイントです。
ただし、年盤の中央に五黄土星が回座する年、
すなわち「五黄土星の年」には原則的にお砂取りができません。
その場合は、木の葉を1枚いただくようにしましょう。
九星気学では「木の葉取り」と呼ばれている方法で、
お砂取りと同じような効果が期待できます。
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