古来より伝わる九星気学の基礎と占い方

福神日とは?

「福の神がやってくる」

 

という表現、たまに使われますよね。
豊かさを象徴するような恰幅の良い体型に、
目が垂れ下がった笑顔。
おまけにサンタクロースみたいな大きな布袋を背負い、
手には打ち出の小づちを持って・・・
なんて姿を想像する方も多いのではないでしょうか。

 

実は、九星気学でも、そんな福の神がやってくる日があります。
それが、10日に一度巡ってくる「福神日」です。
勝負事を応援してくれる効果があるので、
「ここぞ!」と言う勝負事をこの日に合わせて持ってくれば
思わぬツキに恵まれる可能性が高くなりますよ。

 

福神日はその人の生まれた日の暦によって決まっています。
カレンダーを見てみると、「甲子」とか「乙丑」といった
二文字の漢字が記載されていませんか?
これは、十二支(子、丑、寅・・・)×十干(甲、乙、丙・・・)の
組み合わせから成るもので、全部で60通りあります。

 

つまり、年で言えば60年で一巡りするということで、
これが一回りして「還暦」を迎えるというわけです

 

「不動産選びにも九星気学の知識を応用!」で紹介した天中殺も、
この十二支×十干の暦がベースになっています。

 

例えば、皆さんもご存知の甲子園。
あれは、十干の「きのえ(甲)」と十二支の「子(ねずみ)」が
セットで巡ってきた年に竣工したことが由来になっているんですよ。

福神日は人によって違う

さて、では自分にとっての福神日はどのようにして求めるのでしょうか。

 

@ 「生月番号表」から誕生年と月が交わるところの数字をチェックする。

 

A @の数字に生まれた日を足した数字が、「星番号」。

 

B Aで求めた数字が60を超える場合は、その数から60を引いてください。
<例>1979年 1月31日生まれの場合、
「生月番号表」で1979年の1月の交わるところの数字は4。
星番号は4+31=35です。

 

C 次は、日干支早見表をご覧ください。
Aで求めた数字に該当する欄に記載されているのが、あなたが生まれた日の干支です。
35なら、「戊戌」ですから、十干は「戊(つちのえ)」で十二支は「戌(いぬ)」です。

 

D 最後は、福神日対応表で、自分の十干と福神日の組み合わせを調べます。
例えば、私の十干は「戊」ですから、福神日は「庚(かのえ)」。
暦を見れば、10日に一度巡ってくる「庚」が付く日が福神日ということになります。

 

【生月番号表】

 



 

【日干支早見表】

 

 

【福神日対応表】

福神日の生かし方

さて、これで自分の福神日がわかりましたよね!
九星気学では「ツイている日」「勝負事にふさわしい日」と
言われていますが、具体的にどんなアクションを起こせば良いのでしょうか。

 

最も大切なことは、「今日は福神日なんだ!」「ラッキーデイなんだ!」
ということを強く意識するということ。
なんとなく過ごすだけでは、せっかくのツキをものにすることができません。
「祐気効果を高めるには?」でもご紹介しましたが、
良い運気を味方につけるには心の持ちようも非常に大事なのです。

 

そして、積極的に行動を起こすこと!
いつもは控えめで受け身な方も、
福神日は思い切って自分からアクションを起こしてみましょう。

 

例えば、大事な会議をその日に設定する。
決めたい商談をその日に持ってくる。
思い切ってデートに誘ってみる。
それでもって、思い切ってプロポーズ・・・という風に。

 

さらに、その日の吉方位を利用すれば効果は2倍、3倍に!!
いつもと同じことをしていてもせっかくのラッキーは生かせませんので、
福神日は自分の中の「やる気スイッチ」を意識的にONにしましょう。