古来より伝わる九星気学の基礎と占い方

お水取りって何?

九星気学について調べていると、「お水取り」
というキーワードを見つけることがあると思います。

 

お水取りというのは、そのままズバリで水を取りに行くこと。
年・月・日・時の4盤全てにおいて「吉方位」である方角へ
祐気(吉方の“気”)を含んだ水を取りに行くことを意味しています。

 

ピンポイントでラッキーな方角にある水となれば、
それだけでも開運パワーがありそうな気がしますよね。実際、

 

「吉方位の祐気にあふれた水を
身体の中に取り入れると運気が向上する」

 

と言われています。

 

また、アンチエイジング効果があるという説もよく聞きますよ!
健康面に限らず美容面でも効果も実感できるそうです。
高価な化粧品を手当り次第試すも、どうもお肌の調子が良くない・・・。
最近、年齢のせいか疲れやすくなった・・・。
そう感じている方は、ぜひお水取りに出かけてみると良いでしょう。

 

九星気学占いでは、「吉方位に旅行に行くと良い」とか
「吉方位に引っ越したほうが良い」といったアドバイスを受けることも多いのですが、
実際にはなかなか難しい場合も多いですよね。

 

そんな時は、お水取りをすることによって吉方位の力を生かすことができるのです。

具体的な方法は?

ただ、吉方位の水であればどんな水でも良いというわけではありません。
やはり、場所や水を選ぶ必要があります。

 

九星気学で推奨されているのは、井戸水や神社、湧水。
水道水は避けるべしとされています。

 

・・・そう言われても、ざっくりし過ぎていてどこへ行ったら良いのやら?
場所については、こんなサイトもありますよ。
お水取り 名水案内
全国各地にある名水の情報が集まっていますので、
このサイトを参考にしてお近くのお水取りスポットに出かけてみましょう。

 

オススメポイントと、逆に「ここは土気の凶があるのでやめたほうが良い」
という忠告まで記載されているのが親切だなと感じます。

 

用意するものは、水を入れるための容器。
水筒でも良いですし、ペットボトルでも構いません。
ただし、光を通さないような細工が必要です。

 

あとは、時盤を参考にして時間内に水を汲みましょう。
自力で時盤を作成するのが理想的ですが、
時間が無い方はこちらのサイトを利用するのが非常に便利です。

 

生年月日と性別を入力するだけで年盤、月盤、日盤、時盤が表示されます。
視覚的に見やすく、大吉方や最大吉方がわかりやすい点がオススメポイントです。

 

吉方日の中の、吉方時(良い時間)に現地にいられるように出かけます。
13:00〜15:00のように表示されている場合は、真ん中の14:00が目安です。

 

容器は2本以上用意して、1本はその場で飲み、
残ったほうが自宅に持ち帰って飲むというのが一般的です。
できればその日のうちに飲み終えるのが理想的。
残った水は、炊飯や料理に利用しても良いそうです。

 

「家族が飲んでも良いの?」という疑問を持つ方も多いと思いますが、
人によって吉方位や凶方位は異なりますから、
場合によっては凶の影響を受けるかもしれません。

 

衛生面から見て飲んでも大丈夫な水であることが大前提となります。
「飲用」であっても不安を感じる場合、
「一度煮沸して殺菌する」という方法もありますが、
人工的な手を加えることによって吉方位の効果が半減してしまいます。

守るべきマナーをおさらい!

九星気学の知識をお持ちなのかどうかはさておき、
お水取りのスポットには人が列をなしていることも多いもの。

 

その場合でも、短気を起こさずじっと待ちましょう。
水だけではなくそのスポットにも吉方位のパワーがあるわけですから、
深呼吸して祐気をたっぷり吸い込むことをオススメします。

 

また、神社でお水取りをする場合は、必ず参拝すること!
縁起の良いお水をいただくのに挨拶もお礼もなしというのはあまりにも失礼です。
お水を頂いたら、まずは社殿に供えて参拝してから持ち帰りましょう。

 

感謝する心そのものが行動を変え、周りの人々との関係を改善し、
結果として運気を良い方向に変えていくのだと考えることもできますよ。
それは、公共の水汲み場や私有地でも同じことです。

 

  • 「順番を守ること」
  • 「汚さないこと」
  • 「感謝の気持ちを伝えること」

 

最低限のルールを守って、自分も周りも気持ちの良いお水取りをしましょう!

 

ちなみに、同一月の内に違った方角へお水取りに出かけることは
九星気学では「避けるべし」とされています。

 

方位同士にも相性がありますので、
互いの効果が相殺されてしまう可能性があります。
ただし、同じ方角へ出かけることは問題ないそうです。