古来より伝わる九星気学の基礎と占い方

九星気学は意外と簡単!?

九星気学のベースになるのは、9枚の九星図。
(詳しくは「九星気学の定位図とキーワード」をご参照ください!)
ここから、その年の自分の運勢を読み取ることができるのです。

 

占いの手順を簡単にまとめてみると・・・

 

@ まずは、「その年に中央にくるのはどの九星か?」割り出します。
「11から西暦の歴年数を加えた数を引く」すなわち、
2015年は11-(2+1+5)=11-8=3 三碧木星ということになりますね。

 

 

A 9枚の九星図から、@で割り出した星が中央に来ている図に注目!

 

 

B 自分の本命星はどこの位置に来ているか?をチェックしましょう。

 

↓ 

 

C Bの位置が持つキーワードから、その年の運勢を読み取ります。
※詳細は「九星気学の「同会法」とは」をご参照ください。

 

 

九星は毎年移動するものであり、
移動した先で新しい衣装を身に着ける。
その衣装が、その年にあなたが演じることになる役割
すなわち運勢をよく表している。

 

・・・そのように理解しておけば覚えやすいのではないでしょうか。

その年に「どこに移動したか?」がポイント!

九星気学でもう一つ大切なことは、
九星が「どこに移動したのか?」ということです

 

というのも、東洋の占いでは「方位」を重要視するからです。
風水をかじったことがある方ならおわかりかと思いますが、
それぞれの方位には意味がありますし、
その年の「吉方位」や「凶方位」があります。

 

誰にでも当てはまる「その年の凶方位」もあれば、
九星別の凶方位もあります。
これについては改めて詳しく解説しますが、
まずは九星の移動における「方位」の重要性を理解しておきましょう。

九星の移動から分かること

その年の九星図で、自分の星はどこにあるのか?
どこに移動したのか?
これを見るだけで、あらゆることを占うことができます。
例えば、

 

・その年の運勢や注意点
・対人関係の吉凶や注意点
・愛情関係の吉凶や注意点
・仕事がらみの吉凶や注意点
・吉方位と凶方位

 

・・・等々。

 

その年に起こりそうなことを予想して、行動を改める。
相性が良くない方位への引越しや旅行は控える。

 

個人の努力や心がけで未来を変えていけるという点が九星気学の魅力とも言えます。

 

他者を占うツールとして九星気学を利用するのであれば、
ぜひ、この長所を生かした伝え方をして欲しいと思います。

 

例えば、「あなたにとって、これからの1年はこんな年になる!」
と断定して突き放してしまうのではなく、
「こんな可能性があるから、こういうことに注意すると良い」
「こういう欠点が出やすい年だから、行動に気を付けるように」
「この方角とは相性が良くないから、旅行するならこっちの方角が良い」
・・・といった具合に、建設的なアドバイスをして差し上げましょう。

 

もちろん、九星気学で全てのことがわかるわけではありません。
占いに人生の全てをゆだねてしまうというのは非常に危険な発想ですし、
主体性なきところに充実した人生はありません。

 

占いは、いわば人生の夜道を照らす明かりのようなもの。
暗い夜道を手探りで進む人々の明かりになれるよう、
少しでもポジティブな表現を心掛けていただきたいと思います。