古来より伝わる九星気学の基礎と占い方

包み込むような愛情の持ち主

土の気質を持った星は、基本的には愛情深く、
非常に面倒見の良いタイプの方が多いようです。

 

特に五黄土星は、根っからの姉御肌、親分肌なので、
頼られれば頼られるほどに「なんとかしてあげなくては!」と、
自分を犠牲にしてでも献身的に尽くすという性質を持っています。

 

この特徴は、育児においても良い方向に生かされるはず。

 

「なにがあっても、どんと来い!」

 

という懐の深い愛情は、
子供に「守られている」という安心感を与えることでしょう。

 

また、「帝王の星」と呼ばれるだけあって、
強力なリーダーシップを発揮する星。
ママ友の間でも、一目置かれる存在となるはずです。

 

ただし、負けず嫌いな部分が災いして、
人間関係のトラブルに発展したり
無用な派閥争いに巻き込まれたりするリスクも高めですね。

 

ママ友とのお付き合いにおいては、常に、
「これは子供のための人間関係だ!」
という意識を持って、感情をコントロールするように心がけましょう。

上から押さえ込むだけの育児は逆効果

包み込むような愛情は、時として、
子供の主張を抑え込むような威圧的な愛にも転じてしまうもの。

 

親としては「深い愛情を注いで育児をしている」というつもりでも、
それを受ける子供にとっては「支配」」でしかなく、
「重い」「苦しい」と苦痛を与えている可能性もあります。

 

義理人情に厚く、正義感の強い五黄土星は、
「自分が正しい」という信念の元に行動しやすいタイプ。
育児においても、

 

「自分のやり方に間違いはないはずだ」

 

と過信しやすい傾向があります。

 

しかし、本当にそうでしょうか?

 

その育児方法が正しいかどうかは、子供が決めることです。

 

親としては良かれと思ってしていることが、子供にとっては
「上からの押さえ込み」となっている可能性は否定できませんよね。
そして、それを口に出して拒否することもできないとしたら・・・。

 

自分ではその自覚がなくても、
自分の子供=自分の所有物と認識しているところがあるのかもしれません。
だからこそ、「支配したい」という気持ちが強く出てしまい
それを自分でもコントロールできなくなってしまうのではないでしょうか。

 

心当たりがある方は、一度、
お子さんとの心理的・物理的距離を置いてみることをオススメします。

 

離れることで、自分も子供も楽になれた。
そんな話もよく耳にしますよ。

周りのアドバイスを受け入れられる柔軟性を身に着けよう

育児をしていくにあたっては、
親としての自分に自信を持つことが大切です。
そうでなければ、周囲の声や育児本に振り回されて、
子育てに一貫性がなくなってしまいます。
これでは、子供だって不安定になりますよね。

 

その点、確固たる信念が強い五黄土星は、
育児中でもあまり迷ったり立ち止まったりすることがないようです。
その強さは、子供の心を安定させるために非常に大切なものです。

 

しかし、「自分が正しい」という強すぎる自信は、時として
今の自分に必要なアドバイスを撥ねつけることにもなり兼ねません。

 

他者からの一言が、
心の深い部分にうずまく不安や迷いを救うこともあります。
それだけで、スッと気持ちが楽になることもあります。

 

だからこそ、周りのアドバイスを受け入れられるだけの
心の柔軟性も持ち合わせていて欲しいのです。

 

育児に正解はありません。

 

ということは、自分では「100点満点だ!」と信じているやり方が
実は0点なのかもしれないということですよね。

 

「そんなこと、思ってもみなかった・・・」
という五黄土星さんも多いかもしれませんが
だからこそ、今、
自分自身の心のありようや育児のやり方を見つめ直して欲しいのです。

 

人に助言を求めること、SOSを求めること、助けてもらうこと。

 

それらは決して、あなたが相手に「負けた」ということではないのです。