「一人の人間」として尊重した育児
子供にも意志はある。
だからこそ、一人の人間として尊重して付き合わなければいけない。
・・・これ、頭では十分過ぎるほどわかっていても、
実際に行動に移そうと思うとなかなか難しいこともありますよね。
別に、「子供=自分の所有物」なんて思っている自覚はないのですが、
わがままに継ぐわがままを繰り返されると親だってカチンときます。
ついつい、頭ごなしに叱りつけてしまうこともあるでしょう。
ああ、今日もイラついて大声を出してしまった・・・
そんな後悔を繰り返す親たちが多い中で、四緑木星の方は
どんなにイラッときてもヒステリックになりにくいという点が強み!
成長しきった大木のような、どっしりとした安定感を備えているので、
ちょっとやそっとのことではキレたりしません。
もともと、どんな相手とも公平なコミュニケーションができる星なので、
子供とも目線を合わせてじっくりと話を聞いてあげられる人です。
「自分の話をちゃんと聞いてくれるんだ」
「自分も、ちゃんと一人の人間として大切にされているんだ」
という安心感を与えられることは、
子供の自尊心を育む上で非常に有効なことだと言えるでしょう。
外野の声にグラつき過ぎ!
四緑木星は、自分の感情や事情だけで動くタイプではありません。
周りとのバランスを大切にするため、
育児においても外野からの声に敏感になりやすい傾向があります。
初めての育児となれば、何もかもわからないことだらけ。
周りのアドバイスに素直に耳を貸せるという親の性格は、
子供にとってもプラスに働く要素となるでしょう。
ただし、外野の声に左右されやすいというのが心配なところ。
「義理の母親にこんなことを言われた」
「子育て支援広場の先生にこんな指摘をされた」
「学校からの連絡帳にこんなことが書いてあった」
・・・と、いちいち気にして気持ちがぐらつきやすい。そんなことはありませんか?
使い古された言葉ですが、
育児に正解なんてありません!
育児書に書かれている内容が全てではありませんし、
親や先生の言う通りにすることがその子にとって100%プラスになるとも限らない。
結局は、親が自分の育児に自信を持つことがとても大切なのです。
周りの声に過敏になるよりも、
目の前にいる子供の声に耳を傾けましょう。
求めている答えは、そこにしかありません。
条件付きの愛情になっていませんか?
四緑木星といえば、九星きっての常識人。
社会のルールやモラルを重視するため、
非常識な人には冷たいところがあります。
それは、自分の子供に対しても同じこと。
遊び場でルールを守れない。
学校で問題行動ばかり繰り返す。
・・・こういったことが続くと、そのうち、
子供の小さな欠点にも目をつむれなくなってしまう可能性があります。
「社会のルールを守れるから良い子」
「守れないから、かわいくない」
そんな、「条件つきの愛情」に陥りがちなのが四緑木星の育児の落とし穴。
確かに社会のルールを教えていくのも親の務めですが、
最初から完璧にできる人間などいません。
常識を外れてしまうところも、失敗してしまうところも、
覚えが悪くてなかなかルールが身に付かないところも。
全てひっくるめて一人の人間、愛すべき自分の子供です。
そう思えるようになれば、育児に対して感じるストレスも軽減されることでしょう。
また、あれこれと細かい指図が多くなりがちなのも心配なところです。
子供の性質にもよりますが、あまりに押さえつけられることが多くなると
自分で判断して行動する力が育ちにくくなります。
意識的に、小さな欠点には目をつぶり、細かい指図は控えること。
子供は失敗を繰り返し、そこから学んでいくものです。
ちょっとくらいの失敗は、大きな心をで受け流しましょう。