古来より伝わる九星気学の基礎と占い方

母性(父性)の強さは育児の適性あり!

今さら言うまでもないことですが、植物は大地に根っこを張り、
そこから栄養を得て成長していきます。
植物を食べて成長する動物たちもまた、
結果的には土によって生かされているということになりますよね。

 

二黒土星は、そんな「育み」の性質を備えた星。
「母性(父性)」の深さでは右に出る星はないので、
育児に関しては「天性の才能に恵まれている」と言っても過言ではありません。

 

人に愛を与えられるというのは、どんなに意識して努力しても、
後天的に身に着けるのが難しい才能です。
「親になれば、母性や父性は自ずと湧き出てくるもの」
と思っている方も多いかもしれませんが、やはり限度はあります。

 

親になったものの、
「どうにも子供に対する愛情が希薄だ」「そんな自分が情けない」
と不安感を抱いている方も多いのです。

 

その点、二黒土星は元々の愛情ボルテージが高めなので、
育児の日々にもスッとなじんでいけるのではないでしょうか。

 

子供に対しては、包み込むような深い愛情を惜しみなく与え、
頼られれば頼られるほどに、甘えられれば甘えられるほどに

 

「お母ちゃん(お父ちゃん)に任せとけ!」

 

と張り切ってしまう。
ある意味では、「振り込め詐欺」に引っかかりやすいタイプと言えるのかもしれませんが・・・。

世話を焼きすぎることが相手をダメにすることもある

振り込め詐欺に引っかかる心配がある。
笑いごとのようですが、
実は単なる冗談では済まされない側面を持っています。

 

なぜなら、大切な人のためとなると、
それだけ冷静な判断力を失ってしまう可能性があるということだからです。
二黒土星は、元々、強い意志を持った努力家な星ですから、
一点に集中し過ぎて周りが見えなくなってしまうという側面も備えています。

 

その「一点」が育児であった場合、
知らず知らずのうちに子供を追い込んでいる可能性もありますよね。
自分では、子供のために良かれと思ってやっていたことが、
実は子供にとっては大きなプレッシャーになっているのかもしれません。

 

本当は子供が一人でもできることなのに、
先回りして手を出し過ぎてはいないでしょうか?
必要以上に、世話を焼きすぎているように感じることはありませんか?

 

過干渉は、時に、子供の積極性を阻んでしまうことがあります。

 

心配でも、そこはグッとこらえて子供に挑戦させることも必要ですよ。
失敗が結果的にその人の成長を後押しすることがあるというのは
子供でも大人でも同じです。

 

「うちの子、なんだか物事に対して消極的かも?」
と感じたら、一度、自分の育児を見直してみてはいかがでしょうか。
そこに、何かしらのヒントがあるかもしれません。

適度に力を抜いた育児を心がけよう

一つの物事にとことん打ち込む忍耐強さの持ち主。
これは、二黒土星の最大の長所です。

 

しかし・・・育児において、この性質は必ずしもプラスには作用しません。
育児は、しっかりと個性を持った一人の人間を相手にする仕事。
自分の信念だけではどうにもうまく物事が運ばないことも多いのです。

 

経験上、一つのことに固執し過ぎると、
その先の育児がスムーズに進みません。
例えば、離乳食ひとつ取ってみても、
栄養バランスや子供の食べ方にこだわり過ぎるのは危険です。

 

「まあ、こんなもんかな」
「この程度、うまくいったら上出来かな」

 

と、適度に肩の力を抜いて子供に接したほうが、
結果的にお互いにHAPPY!ということも多いものですよ。