方位の力を借りて子宝を授かろう
「目的に合わせて吉方位選びをしよう」でもご紹介していますが、
開運効果を狙って吉方位に出かける場合には
「どんな風に開運したいのか?」という目的をハッキリさせておくことが大切です。
一言で「開運」と言っても、いろんな形の開運がありますからね。
それぞれの方位や、そこに回座する九星には意味がありますので、
目的に応じて、取るべき吉方位も異なります。
ここでは、妊活中の方のための方位の選び方にクローズアップ!
妊娠したい方は、どの方位を吉方位にとれば良いのか・・・?
まずは、それぞれの九星の象意をチェックしてみましょう。
(「祐気効果を高めるには?」で詳しく紹介しています。)
ザッと見て、「妊娠」に関係がありそうなのは、
- 一白水星の「性行」「情事」「性器」
- 六白金星の「懐胎」「妊娠」
- 七赤金星の「恋愛」「色情」「非処女」
といったところでしょう。
七赤金星は、妊娠と全く関係がないわけではありませんが、
あまり直接的なつながりがあるとは言えませんよね。
一方で、六白金星の象意はまさにドンピシャです(笑)。
妊娠したいなら、この方角!
次に、九星の定位盤を見てみましょう。
一白水星は北、六白金星は北西に位置しています。
このことから、九星気学では、
北と北西は子宝運とリンクしていると考えます。
妊娠したいという目的で吉方位に出向くのであれば、
この2つの方位を基準として考えると良いでしょう。
ただ、北や北西に「破れ(歳破、日破、月破)」や
五黄殺、暗剣殺が当たっている場合は
子宝運が弱くなると考えられます。
例えば、6月は北が月破に当たりますよね。
4月、5月は北西が月破です。
この時は、北や北西が持つ本来の子宝運UPパワーも低下しています。
逆に、自分自身の本命星が北や北西に回座している時は
妊娠しやすいと言われています。
年盤だけではなく月盤や日盤もチェックして、
受胎のタイミングを図りましょう。
このように、九星気学では、方位そのものの意味やパワーに加えて
「それぞれの九星がどの位置に回座しているか?」
ということを併せて見ていきます。
「授からない」ことの背景にある意味を考えてみよう
ただ、「天からの授かりもの」とはよく言ったもので、
九星気学の方位術や風水などのテクニックをどれだけ実践しても、
どうしても授かれない場合もあります。
男性側にも女性側にも、身体にはこれといって問題がないのに
妊娠に至らない・・・。
不妊治療に膨大な金額を費やしているのに結果がついてこない・・・。
そのようなお悩みを抱えて占い師の元を訪れるカップルも多いそうです。
筆者の知人でも、そのような状況に追い込まれていた人がいました。
彼女がある占い師の元を訪ねたところ、次のように諭されたそうです。
「あなた自身は、今、子供が欲しいと思っている。
でも、実はもっと深い魂のレベルでは、それを望んでいないのかもしれない。
前世で大切な我が子を亡くし、その悲しみから、
来世ではもう子供を作らないと固く決めていたのかもしれない。
そのような場合は、現世で子供を望んでも授かれないこともある。
子供を授って育てることが現世の課題であり試練である人もいれば、
逆に子供を授かれないことが試練の人もいる。
それはもう、人智を超えたレベルの話なので、
どうあがいても叶えられない可能性が高い。」
子供を産み、育てるというカリキュラムを与えられて生まれる人もいれば、
逆に、産まないというカリキュラムの人生を与えられている人もいる。
そのように考えて、
「それなら、産まない人生を与えられた自分はこれからどう生きるべきなのか?
この人生において何をなすべきなのか?」
と、発想を転換する必要があるのかもしれません。
不妊治療の場合、その時期を決めるのが非常に難しいのですが・・・。
いずれにしても、九星気学は絶対的なものではありません。
どんなに吉方位への祐気取りを繰り返したところで、
授かれない人は授かれない。
しかしそれも一つの人生であり、誰に否定されるものでもありません。
九星気学に救いを求めたくなる気持ちもわかりますが、
「ひょっとしたらダメかもしれない」
という可能性があることは、常に頭の片隅に置いておいたほうが良いと思います。
目には見えないものに「絶対」を求めることは、
最終的に自分で自分をどんどん苦しめてしまうだけです。
突きつけられた現実から目を背けず、
一瞬一瞬を後悔しないように生きていける道を
パートナーと一緒に探すこと。
子供がなくとも、絆をより強固なものにすること。
それが、あなたに与えられた現世での課題なのかもしれません。