古来より伝わる九星気学の基礎と占い方

単純に考えると「当たらない」のでは?

生年月日を元に人をざっくりと9つのタイプに分け、
個人の運勢や人と人の相性を占うのが九星占い。

 

でも、同じ年に生まれた人はみ〜んな同じ九星ってことは、
同い年の人はみ〜んな同じ運勢をたどるってことなの?
それってなんだかおかしくない?
そんな大雑把な分類じゃあ、当たらないんじゃないの?

 

九星気学についてそのような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
確かに、生まれ年の「本命星」のみに注目して占う場合は
そのように思われても仕方がないと思います。
「人の性格をたった12種類に分類して説明するのはおおまか過ぎる」
と指摘される、星占い(西洋占星術)と同じような話ですね。

 

しかし、「九星気学の本命星と月命星」でも紹介した通り、
本格的な占いをするためには生まれた月の「月命星」を考慮する必要があり、
本命星と月命星の関係(「傾斜」)によっても運勢や相性は変わってきます。

 

星占いだって、いわゆる十二星座占いというのは
「太陽がどの星座のエリア(宮)に入っていたか」に注目しているだけで、
他の星(水星、金星、月、火星、木星・・・etc)の位置を含めた複雑な手法で占うと
人の運勢や相性をより細かな部分まで分析することができます。

 

月命星も12星座占いも、一般の方に馴染みやすくするために作られた
「占いの簡易バージョン」といったところでしょうか。
ごく表面的な部分だけをさらった占いなので、
「当たらない」と思われてしまうのはある意味では仕方がないのかもしれません。

本命星が同じでも運勢が異なる理由

本格的な九星気学占いでは、生年月日を元にした九星の分類に加えて、
「名前」も重要視しています。
実際に九星気学の鑑定を受けたことがある方はおわかりかと思いますが、
名前の良し悪しも見てくれるはずです。

 

つまり、本命星が同じであっても、月命星や傾斜、名前・・・と
総合的に見て初めてその人の運勢がわかるわけです。

 

「九星気学は当たらない」とおっしゃる方は、
一度、本格的な鑑定を体験してみてはいかがでしょうか?
易の卦の形も含めて見てくれる占い師さんも多いので、
きっと今までの先入観を払拭できることと思います。

 

ちなみに、若い時は本命星よりも月命星のほうの影響を受けやすいと言われています。
若ければ若いほど、本命星のみに囚われた九星気学は
「当たらない」ということになりますね。

複数の占いを組み合わせるのが確実

九星気学には「年盤」の他に「月盤」と「日盤」があり、
365日の運勢の傾向を読み取ることができます。

 

極端な話、日盤レベルまで九星気学をマスターしていれば、
「今日1日、どんなことに気を付けて、どう行動すれば良いのか」
ということを読み取れるというわけです。

 

しかし、やはり占いですから、当たらない時は当たりません。
外れる時は外れます。
流派によって考え方が違っていたりする点もあるので、
本を読んでいても「どうも受け入れられない」と感じることもあるでしょう。

 

個人的には、一種類の占いに固執するのではなく、
複数の占いを併用して運勢の傾向を見るというのがオススメです。
本当に絶好調な時というのは、どんな占いでも良い結果が出ていたりするもの。
それって信憑性が高いですよね!?

 

古今東西の様々な占いを比較してみて、
手法や考え方がしっくりくる占いをいくつか選んでみましょう。
「この占い、いつも当たらないよね」と思うものは省けば良いのです。

 

占いにも相性の良し悪しはありますから、
自分が気持ちよく受け入れられる内容を提供してくれる占いを活用しましょう。

 

ポジティブな気持ちになることで行動が変わり、
それが周りの人々の心を動かし、
巡り巡って、結果的に開運につながるのですから。