古来より伝わる九星気学の基礎と占い方

占いに計算はつきもの?

占いには実に様々な種類がありますが、
その中の多くには計算がついてまわり、
そこに現れる「数字」というものを非常に重要視しています。

 

その最たるものが、「数秘術」という占いです。
生年月日から導き出された数字には、その人の性格や才能、
持って生まれた運命が表されていると考え、
そこから幸せになるためのヒントを読み取るというものです。

 

そのベースにあるのは、「1〜9の数字にはそれぞれ意味がある」という考え方。
これは占いに限ったことではなく、数学や物理の世界にも共通することです。

 

数にこだわるのは、十二支占いや九星気学にも共通すること。
すなわち、生まれた年や月の数字を加算したり、
ある数を引いたりしながら、その人の運命を表す「数」を導き出すわけです。

 

ネット占いであれば所定のフォーマットに生年月日を入れるだけで
あとは自動的に計算を行ってくれますよね。
それが一番間違いのない方法とも言えるかもしれませんが(笑)、
どんな計算からその数字が導かれるのか全く知らないというのでは
ちょっともったいないと思いませんか?

 

せっかく占いを勉強するなら、最低限の計算は
自分の頭でできるようにしておくのが理想的ではないかと思います。

元号から十二支を言い当てる!

「あなたは何年生まれですか?」と聞かれて、
すぐに自分の十二支を答えられない方は少ないのではないでしょうか?

 

きっと、子供の頃から、生まれた年の動物がついたキーホルダーや
お守りをお土産としてもらったりする機会もあるでしょうから、
ほとんどの方は自分の十二支をご存知なのではないかと思います。

 

また、自分の親や兄弟、1〜2歳違いの知人、12歳違いの先輩や後輩であれば
生まれた年を聞いただけで「ああ、○年だね」と言い当てることができるでしょう。

 

しかし、そうでなければ、元号を聞いただけではなかなか十二支はわからない!
十二支の性質(性格的傾向など)を知っていたとしても、
その人が何年なのかを割り出すことができなければ意味がありません。

 

しかし、その計算方法は実に簡単!
理屈抜きで、一気に覚えてしまいましょう。

 

まず、昭和生まれの場合は「+2」と覚えておくだけでOKです。
すなわち・・・

 

@ 生まれ年に2を加えます。
A @の数字から、12の倍数を引きます。
B Aで出た数字から、下記を参考にして十二支を判断します。

 

1→子 ね 
2→丑 うし 
3→寅 とら
4→卯 う
5→辰 たつ
6→巳 み
7→午 うま
8→未 ひつじ
9→申 さる
10→酉 とり
11→戌 いぬ
12→亥 い

 

@の数が12以下の場合は、12の倍数を引く必要はなく、
その数字そのもので判断します。
また、Aの結果がゼロになった場合は12を加算して「亥」になります。

 

【例】
昭和元年の場合 1+2=3 寅
昭和14年の場合 (14+2)-12=4 卯
昭和25年の場合 (25+2)-12×2=3 寅
昭和43年の場合 (43+2)-12×3=9 申
昭和54年の場合 (54+2)-12×4=8 未

 

一方、平成の場合は「+5」です。
@ 生まれ年に5を加えます。
A @の数字から、12の倍数を引きます。
B Aで出た数字から、下記を参考にして十二支を判断します。

 

1→子 ね 
2→丑 うし 
3→寅 とら
4→卯 う
5→辰 たつ
6→巳 み
7→午 うま
8→未 ひつじ
9→申 さる
10→酉 とり
11→戌 いぬ
12→亥 い

 

Aの数が12以下の場合は、12の倍数を引く必要はなく、
その数字そのもので判断します。
また、Aの結果がゼロになった場合は12を加算して「亥」になります。

 

【例】
平成元年の場合 1+5=6 巳
平成14年の場合 (14+5)-12=7 午
平成27年の場合 (27+5)-12×2=8 未

 

同じく、大正は「+0」、明治は「+4」です。

 

占いの世界では、旧暦を使います。
すなわち、現在の暦で言うと2月4日〜を新年と考えますので、
1月1日〜2月3日生まれの方は前年で計算するのが正解です。

西暦から十二支を算出する方法

平成になってから、自分や人の年齢を計算するのが面倒になった。
そう感じている昭和生まれさんは多いはず!
それに、十二支を割り出すにしても、元号別に計算方法を覚えるのは大変です。

 

それならば!西暦を使った計算方法を覚えてしまうのが手っ取り早いですね。
西暦を元にした計算なら海外の方でもスラスラ占えますし、
この先、元号が変わっても普遍的に計算式を使うことができます。

 

@ 西暦の生年の下二桁から11を引きます。
A @の数字から、12の倍数を引きます。
B Aで出た数字から、下記を参考にして十二支を判断します。

 

1→子 ね 
2→丑 うし 
3→寅 とら
4→卯 う
5→辰 たつ
6→巳 み
7→午 うま
8→未 ひつじ
9→申 さる
10→酉 とり
11→戌 いぬ
12→亥 い

 

Bの結果がゼロになった場合は12を加算して「亥」になります。
2000年は「100」と考えて計算します。

 

【例】
1942年の場合 (42-11)-12×2=7 午
2000年の場合 (100-11)-12×7=5 辰
2015年の場合 15-11=4 卯

 

同じく、(西暦+9)/12の余りからも判断することができます。

 

1→子 ね 
2→丑 うし 
3→寅 とら
4→卯 う
5→辰 たつ
6→巳 み
7→午 うま
8→未 ひつじ
9→申 さる
10→酉 とり
11→戌 いぬ
0→亥 い

 

こういった計算は九星気学でも出てきます。
面倒くさがらず、頭の運動も兼ねて自分の手で計算してみてください!

合わせて知っておきたい、星月の十二支

生まれた年だけで性格や相性を見るなんて、やっぱり納得できない!
そのご意見はごもっともだと思います。
同じ年に生まれた人はみんな同じ性格、同じ相性
・・・なんて、やはり納得できませんよね(笑)。

 

実は、月や日にも十二支があります。
試しに、ご自宅のカレンダーを見てみてください。
月や日の十二支が記載されているタイプのものも多いはずです。

 

参考までに、生月の十二支の出し方を紹介しておきましょう。

 

これは実に簡単で、「生まれ月に1を加えるだけ」です。
つまり、1月生まれなら「1+1=2」で丑になるわけです。

 

ただし、節入り日前は前月生まれと考えますのでご注意を。

 

【各月の節入り日】

 

寅月 2月4日の立春から
卯月 3月6日の啓蟄から
辰月 4月5日の清明から
巳月 5月6日の立夏から
午月 6月6日の芒種から
未月 7月7日の小暑から
申月 8月8日の立秋から
酉月 9月8日の白露から
戌月 10月9日の甘露から
亥月 11月8日の立冬から
子月 12月8日の大雪から
丑月 1月6日の小寒から