「○年生まれ」は最も基本的な占いの一種?
「九星気学」と言うと、あまりなじみがない方も多いかもしれません。
誰もが知っている西洋占星術(いわゆる星座占い)や手相、
タロット占いなどに比べれば、知名度が低いのではないでしょうか。
しかし、「十二支」を知らないという方は珍しいのではないかと思います。
自分が生まれたのが「何年」だったのか知らない、
という方は、ほとんどいないのでは?
実はその十二支も、占いの一種。
何年に生まれたかを知ることで、その人の性格がなんとなく予想できたりします。
数ある占いの中でも、私たちの生活に最も密接な関係のある占いだ
と言っても過言ではないかもしれません。
「え、でも、それって人間をざっくりと12種類に分けるってこと?
同じ年に生まれた人が、みんな同じ性格とは限らないでしょ!」
という疑問を持つ方は多いでしょうし、それもごもっともな意見だと思います。
しかし、景気が良かったり悪かったり、政情が不安定だったり
災害が多かったり大きな事故が多かったり・・・と、
年によってやはり“性格”のようなものはありますよね。
それに、幼い頃から周りに「あなたは○年生まれだからこうだ、ああだ」と
言われ続けてきた内容は、少なからず
その人の性格、人格形成に影響を与えていると思われます。
十二支にはそれぞれ性格がある
例えば筆者は、子供の頃から
「あなたは未年だから、気持ちが優しい。友達を大事にできる子だ」
と言われ続けてきました。
母や祖母にそのように言われる度に、
「自分は未年生まれだから、人に親切にしなければいけないんだ」
「未年生まれの自分は、なんとしても困っている人を助けなくては」
とある種の使命感のようなものを感じたりしていました。
誰しも、少なからずそのような経験があるのではないでしょうか?
ちなみに、十二支にはそれぞれ次のような性質があると言われています。
子
神経が細かやで繊細。清潔を好み、人に親切。
丑
器用で根気強い。感情の起伏が激しい。
寅
自立心があり、度胸あり。行動は慎重派。
卯
一見、陽気でほがらか。内面は潔癖で意外と気が小さい。
辰
周囲に敏感。派手好みで見栄っ張り。
巳
自分の地位や名声へのこだわりが強い努力家。蓄財の才能あり。
午
明るく社交家。行動的で派手好み。
未
情感豊かで芸術感に優れる。義理人情に厚い。
申
頭の回転が良く、器用。何をしても成功する。ゆえに、多忙になりやすい。
酉
人のために尽くそうとする奉仕の心にあふれる。親切で心配りがこまやか。
戌
責任感が強く、何事も几帳面にこなす。
亥
凝り性で熱中しやすい。その反面、冷めやすく、好き嫌いが激しい。
十二支を番号と位置で覚えよう
十二支というのは、もともと、「時間」を示す符号として生まれたものだそうです。
古代中国の「殷」という国で生まれた象形文字で、
暦を見るために使われていたのだとか。
殷の時代のゴミ捨て場から、鹿の骨や亀の甲羅に刻まれた
12種類の文字(符号)が発見されたのです。
「12」という数字を聞いて、なにかを思い出しませんか?
そうです、星占い(西洋占星術)です。
星座も、もともとは暦を見るために使われていたわけですから、
十二支占いと西洋占星術(いわゆる星占い、星座占い)は
非常に似た側面を持っていると言えるでしょう。
これは九星気学にも共通することですが、
占いの基本は、「数字」と「位置」です。
まずは、十二支の番号と位置関係を覚えましょう。
西洋占星術の十二星座と同じように、
まずは円周を12等分するところから始めます。
そして、図のように、「子」を下、「丑」を上に配置し、
円周上を時計回りに子、丑、寅、卯・・・・と並べていきます。
360/12=30ですから、30度間隔で並べられるはずです。
十二支の相性についてもこの図を元に判断していきますから、
まずはこの図をさらさらっと書けることが大事ですね。
まずは、次のように十二支と数字をセットで暗記しましょう。
子 ね 1
丑 うし 2
寅 とら 3
卯 う 4
辰 たつ 5
巳 み 6
午 うま 7
未 ひつじ 8
申 さる 9
酉 とり 10
戌 いぬ 11
亥 い 12