古来より伝わる九星気学の基礎と占い方

傾斜星占いの基本

占いにご興味のある方でも、九星気学の中の「傾斜星占い」については
あまり聞いたことがない、具体的な内容を知らないという方が多いようです。
しかし、これをマスターしなければ「九星気学を学んだ」とは言えませんよ(笑)。

 

ここで紹介する傾斜星とは
「人の心の位置が分かる」と言われているもの。
人の性格や相性を観る上では非常に重要なもので、
的中率が高いことでも知られている占いです。

 

簡単に言うと、

 

「生月の九星から見て、生年の九星がどう傾いているか?」

 

を見るというものです。

 

まずは「九星気学の本命星と月命星」を元に本命星と月命星を求めます。
そして、その月命星を中心にした九星図を書き、
「九星気学の九星図とキーワード」を参考にしてください!)
本命星がどの位置(方位)にあるかを見ましょう。

 

例えば、私は本命星が四緑木星で月命星が六白金星です。
六白金星を中心にした場合の九星図は次の通りですから、
四緑木星は東(本来の三碧木星の位置)にあります。
このような状態を、傾斜星占いでは
「東の傾斜」「木の傾斜」「震宮傾斜」と表現します。

自分の傾斜星を求める方法は?

傾斜星占いでは、8つの方位を
易の八卦で用いる8種類の記号を使って表します。

 

南・・・離宮(りきゅう)
南西・・・坤宮(こんきゅう)
西・・・兌宮(だきゅう)
北西・・・乾宮(けんきゅう)
北・・・坎宮(かんきゅう)
北東・・・艮宮(ごんきゅう)
東・・・震宮(しんきゅう)
南東・・・巽宮(そんきゅう)

 

また、次の図を「気学八宮盤」と呼んでいます。

 

 

この八宮盤と、五黄土星を中心にした九星図を見比べてみましょう。

 

 

ご自身の本命星は、「木火土金水」のどの要素に傾いていますか?

8つの傾斜の性格傾向をチェック!

さきほどもお伝えした通り、九星気学で個人の性格を見るには、
傾斜星占いが非常に有効です。
ここでは、8つの星の性格傾向をざっくりとご紹介しましょう。

 

離宮星

明るく、カラッとした気持ちの良い性格で、人から好かれやすいタイプです。
ただ、自己顕示欲が強く派手好みで、見栄っ張りなところがありますね。
実力以上を望む傾向があり、挫折しやすいのが難点。
思い立ったらすぐに実行に移さないと気が済まないという
せっかち&短気な特徴もあるので、それで損をすることも多いのでは?
早とちりや勇み足にご注意を!

 

坤宮星

地味で堅実。コツコツと努力を重ねる、真面目な性格の持ち主です。
目立つ立ち位置よりも、陰で人を支える補佐的な役割が向いています。
優柔不断で慎重派、決断力に欠けるところがあります。
ただ、派手な一発勝負に出て周りを驚かせることも・・・!

 

兌宮星

遊び好きで、人が集まる場所が大好き!というタイプです。
非常に社交的なので、交友関係も広いでしょう。
そのため、散財傾向が強く、お財布は常に寂しい状態になりがち(涙)
孤独に弱く、ちょっと八方美人な傾向があるのが心配なところです。
基本的には楽天家ですが、意外と神経は繊細で喜怒哀楽は激しいようです。

 

乾宮星

几帳面で正義感が強いタイプ。
理屈っぽく、バカ正直な一面があります。
非常にプライドが高く、人に頭を下げるのが苦手というのが、ちょっと困った点でしょうか。
態度や言葉遣いも横柄になりがちで、人間関係でトラブルを抱えやすい傾向があります。
また、理想が高く、何事も高望みし過ぎるところがありそうです。

 

坎宮星

一見、地味で目立たない存在のように思えますが、
実は細かい部分まで気が利くタイプで頭の回転も速い!
表面上はにこやかで柔和な社交家に見えますが、
実は内面は非常に強情なタイプだったりします。
意外と、人の助言に素直に従えない天邪鬼な部分があり、
チャンスを逃してしまうこともあります。

 

艮宮星

常に改革精神に燃える、強い意志の持ち主。
味方にとっては頼りになる存在ですが、
敵にまわしてしまうとちょっと厄介な相手と言えるかもしれませんね(笑)。
強情で不正を嫌い、自分自身も節度ある言動が身に付いている方が多いです。
環境の変化に柔軟に対応できるという点が最大の強みでしょうね!

 

震宮星

何事も新しいもの好きで、流行にはまっさきに飛びつく傾向があります。
ただし、すぐに飽きてしまうのが玉に瑕。
調子が良く、周りの雰囲気に乗せられやすいのも特徴的ですね。
全体として若々しく、憎めない雰囲気。
理屈っぽいところがあり、しゃべり出すと止まらないところがあります。

 

巽宮星

社交的で、人のために尽くすのが苦にならないタイプ。
人の仲介をしたり、人材を育てたりするのが得意で、
奉仕的な仕事や役割が向いています。
それゆえに、周囲からの信頼や尊敬も厚いでしょう。
人の上に立つのが向いているタイプです。
ただ、人によっては「おせっかいだな」と思われてしまうこともありそうですね。