古来より伝わる九星気学の基礎と占い方

キーワードは、ズバリ「派手」!

九星気学の九星の中で、唯一「火」の性質を持つ九紫火星。
火といえば、情熱。
さらに、そこに「高貴さ」を象徴する色である紫が組み合わさっているわけです。
地位や名誉を重んじる、ちょっと見栄っ張りな人物像を連想するのは、
おそらく筆者だけではないはず。

 

実際、九紫火星の特徴としては、地味よりも派手好み、
自己顕示欲が強いという点が挙げられます。
実力以上の体面を保とうとするため、本人が一番苦しいのかもしれませんが・・・
周りからみれば「見栄っ張りで嫌なやつ」と思われてしまうことも多いでしょう。
他人を軽く見る傾向があるのも、嫌われる要因の一つかもしれません。

 

ただ、周りからみればちょっと迷惑な「派手好きで目立ちたがり屋」な性格も、
選ぶ職業によっては大きな強みになります。

 

例えば、ファッション関係、芸能、芸術関係、政治、スポーツ等、
はなやかな表現力を生かせる職業がベスト。
若い頃から地に足のついた努力をすることで
40代前半には好調な運気を迎えることができるでしょう。

モテるけど、実は誰よりも孤独かも?

地味よりも派手を好む九紫火星の性質は、恋愛面にも表れています。
見栄っ張りで、自分のパートナーを他の人と比較する傾向があり、
交際中も絶えず人の目を気にします。
これ、相手にとってはすごく嫌な感じですよね(苦笑)。

 

熱しやすく冷めやすい一面があるので、
次々に好みが変わって相手をとっかえひっかえ・・・なんてことも。
華やかさとロマンスを求め、「アノ人はダメ、この人もダメ」と
短い交際を繰り返す方も少なくないでしょう。
誘惑に負けやすいというのも、この星の特徴です。

 

そのため、一見、モテモテで恋愛を楽しんでいるように見えますが、
本当は誰よりも孤独。
地味でも堅実な愛情を育める交際に安らぎがあることに気づくまで、
本当の意味では幸せを実感できないのではないでしょうか。
分不相応の理想を追い求めるのも、ほどほどにしておきましょう。

血管系のトラブルにご用心

九星気学の九星の中で、特に情熱的なパワーを持つ九紫火星。
仕事でもプライベートでも、常に「実力以上」を目指して
無理をしがちなところがあります。

 

人間、無理をすれば必ず身体のどこかに悪影響が表れるもの。
九紫火星の場合は、頭脳の疲労や眼精疲労、
心臓などの血管系のトラブルに注意が必要です。

 

「今の自分よりも、もっと上を目指したい」
「自分をもっとよく見せたい」
という気持ちが強すぎるあまり、背伸びをしてしまいがちな性格。
ゆえに、心身共に自分で自分の首をしめるような展開に陥りがちなのが
九紫火星の心配なところですね。

 

ただ、常に上を目指すという姿勢は心身の若さを保つ上で必要不可欠な要素。
年を取ってもなお、精力的で活気にあふれ、
健康的でいられる方が多いというのもこの星の特徴です。

 

九星気学の九星全てに言えることですが、
自分の星の長所をいかに伸ばしていくか?
短所をどこまで自覚して、どう付き合っていくか?
自分に巡ってきたチャンスをつかみ、
良い運気の波に乗せていくためには、
少なくとも自分の長所と短所をマネジメントしていこうという“意識”が必要のようです。