正義感が強く、情に厚い子供
五黄土星は、大地のように、どっしりとした安定感を持つ星。
ただ、二黒土星のように“献身的”とはいえず、
逆に相手のエネルギーを吸い取ってしまうようなところがあります。
親の立場からすれば、
「我が強くて扱いづらい子供だな・・・」
と、頭を抱える場面も多くなるかもしれませんが
その我の強さは、正義感とリーダーシップの表れ。
情に厚く正義感にあふれた性格なので、
そこをうまく伸ばしてあげれば、社会に出てから大出世を遂げるでしょう。
頼られると放ってはおけない!という優しさを持っており、
その情の深さは特に恋愛で発揮されます。
また、人との関係においては信頼関係を非常に大切にするため
たとえ親子の関係であっても裏切り行為はNG。
一度信頼を失ってしまうと、
その相手に対しては一転して冷たくなってしまう。
そんな厳しい一面も持った子供です。
親に対しても、正義感の強さや人情味を求めるため、
少しでも義理を欠いた行動をすると激しく反発します。
親もまた、子供から学ぶ姿勢を持つことが大切なのかもしれません。
激しい喜怒哀楽に振り回されないように・・・
五黄土星は、九星の中で最も存在感が強く、
「帝王の星」という異名を持つ星でもあります。
ゆえに、この星の元に生まれた子供は、
いわゆる“我の強い”タイプで、王様気質であるケースが多いよう。
喜怒哀楽が激しく、癇癪持ち。
一度火が点くと手が付けられないタイプです。
ただ、いつまでもダラダラと怒っているというわけではありません。
気持ちの切り替えは早いほうなので、
気持ちに寄り添ってフォローしてあげればすぐに機嫌を直してくれます。
五黄土星の子供は物事や人に対する好き嫌いが激しく、
そこに起因する癇癪も多くなりそうですね。
行動には、常にいくつかの選択肢を用意しておくと
スムーズに対応できるでしょう。
友達との関係においても、
気性の荒さが元でトラブルに発展するケースも多くなりそうです。
負けず嫌いで頑固、「自分の意志を絶対に押し通したい!」
という思いが強すぎるために、人と衝突しやすいのです。
気に入らないことがあっても感情的にならずに対応する術を、
親が身を持って教えていく必要がありそうです。
誉めておだてて、“その気”にさせる
物事の好き嫌いが激しいということは、
親が提案することと、子供自身の主張の間で
頻繁に衝突が起こる可能性があることを意味しています。
「子供のくせに!」
「いちいち突っぱねられるとイライラする」
五黄土星の子供を育てていく上では、
そんなストレスを感じることも多くなることでしょう。
いわゆる「扱いにくい子供」である五黄土星の子供をコントロールするには
「誉めること」「おだてること」が有効です。
「自分を認めて欲しい!」「自分の気持ちを尊重して欲しい!」
という気持ちが人一倍強い星ですから、そこを汲んであげましょう。
普段から、小さなことでも構いませんので、
子供の良いところ、得意な部分を見つけて誉める。
スゴイね、上手だね、頑張ったね、助かったよ、ありがとう・・・。
これらの言葉を繰り返すことで、
「自分は認められている」
「自分は尊重されている」
という子供の自己肯定感を育むことができます。
また、人情に厚い五黄土星の子供は、
自分が好きな相手、認めた相手を大切にします。
ですから、親しい人の悪口を言われるのが大嫌い。
くれぐれも、友達や親族のことを悪く言ったりすることがないように気を付けましょう。