古来より伝わる九星気学の基礎と占い方

変わるものと変わらないもの

血液型は、基本的には生まれてから死ぬまで変わりませんよね。
ですから、血液型占いで分かる性格診断というのは
時期に関わらず一生を通じて変わりません。

 

同じく、九星気学の「本命星」や「月命星」、
「日命星」もまた、生年月日で決まっています。
こちらも、一生、変わることはありません。

 

しかし、血液型のほうは「○型の今年の運勢」なんて特集は見かけませんが、
九星気学では「今年の運勢」「今月の運勢」「今日の運勢」と、
時間によって運勢が変わることが示唆されています。
これによって、未来に起こり得ることを予測できるわけです。

 

これは、「九星は常に移動している」という考え方に基づくもの。
このサイトでも何度か紹介している通り、
各九星は一つの場所に留まるのではなく
ある一定の法則で移動しており、
回座した場所の性質を身にまとうと考えられています。

 

移動した場所によって性質が様々ですから、
良い時もあれば悪い時もあるわけです。

運勢には波がある

海の水は、太陽の熱によって水蒸気となり、
大気中を移動してやがて高山へ行き着き、
そこで冷やされて雨となり、大地に注がれ、
それがやがて川となり、最終的に再び海へ戻ってきます。

 

大地もまた、噴火や水の流れで刻々と地形を変えていきますよね。

 

私たち人間もまた、この大自然の循環の中に生かされているわけですから、
スケールの大きな物質変化の影響を多少なりとも受けているはず。
そう考えると、運勢に波があるのもしごく納得がいきます。

 

未来を予測するために使われる九星気学占いですが、
数年分の運勢をまとめて見ていると、あることに気づきます。

 

それは、その「波」が非常に急激に変化するものだということ。
徐々に上昇するor下降するというものではなく、急上昇したり急降下したり。
どんなに努力しても全く成果が上がらない
「静運」と呼ばれる時期もあります。

 

こうした運気の流れを知っておくことは、
未来の計画を立てるに当たっても役立ちます。
「この年に新しいことを始めるのはやめておこう」とか
「勢いの良い今年のうちにやっておこう」とか。

 

書籍にもよりますが、数年分の運気の流れを
グラフでわかりやすく紹介しているものも結構ありますので、
未来の計画を立てる上での参考にされてみてはいかがでしょうか。

 

一般の方には「とっつきにくい」という印象もある九星気学占いですが、
最近はイラストを多用し、わかりやすさを重視した本も多く出回っていますよ。

九星気学×血液型占いの生かし方

では、一生変わらない血液型の要素はどう活用すれば良いのか?
ひょっとしたら、気象条件などの変化に合わせて
それぞれの血液型ならではの体調、気分の変動があるのかもしれませんが
基本的な性格は変わりませんよね。

 

持って生まれた性格、気質というのは、
日々の行動や人間関係の在り方に反映されるもの。
特定の運気の流れの中でチャンスをつかむには、
それらを客観的に把握しておく必要があります。

 

自分自身の思考や行動のパターンを知っておくことで、例えば
「自分にはわがままで自己中心的な部分があるから、
人間関係でトラブルが生じやすい運勢の今年は言動に気を付けよう」
と自分自身を戒めることができるはず。

 

ですから、九星気学×血液型をセットで用いることで
一人の人間をより深くまで理解することができ、
未来をコントロールする上でも役立てることができるわけです。

 

これは、他の占いにも共通して言えることですね。
何か一つの占いにのめり込むよりは、複数をバランスよく参考にするのが賢明。
自分と言う人間の性質や可能性を多角的に見ることができます。